絵闘茶 | 茶酔の会 at 棒ビル
日程 / Date
2023.07.02
時間 / Time
13:00〜19:00(6時間)
场所 / Place
VOU bldg(京都)
合作者 / Collab
VOU, ボンナ・熱茶・カーツ
入場料 / Entrance Fee
2,000円
「茶酔」が中国茶を振る舞い、お茶酔いを体験できるイベントを開催。茶達の日本茶ともコラボレーションして、緑茶・紅茶・烏龍茶など日中様々なお茶でお茶酔いをする。
出入自由・再入場可。
何時間も滞在してお茶を飲み続けるのももちろん大歓迎。
オリジナル闘茶
闘茶と呼ばれる利き茶イベントを随時開催した。
闘茶は3茶葉を順番に3煎ずつ飲み、最後にその中からどれか1つを名前を伏せて3煎飲み、どれだったか当てるというもの。
本会ではこれをさらにアレンジ。
通常の闘茶では茶葉の名前や説明が付されるが、今回は茶葉の情報は極力明かさず、①②③という番号が振られているだけ。品種名もわからなければ説明も全くない。
代わりに参加者には紙とペンを渡し、茶葉の印象を自由に表現してもらった。3煎飲んだ時点で、絵、図像、グラフなど各々が捉えた印象を共有して説明し、終わったら次の茶葉を煎れる。
同じ茶葉でもそれぞれの表現はさまざま。
前情報なしに、茶を飲んだ印象を自由に各々描いたものを見てみると、偶然の一致のような共通点が見られることも。
これは①の茶葉で、どちらも茎の断面のような、花火のような、放射線状の図像が似通っている。
これはすべて②の茶葉。
示し合わせたわけでもないのに、どこか共通しているものを感じていたんだと察知できる。
品種名やその説明の言葉に引っ張られずに、純粋な形で茶と向き合い、自分の中に落とし込むことができる。そして他の人と共有し合うことで、集団で品種名が自由に付けられていく。
そうして感じ取った印象だけを頼りに、最後に①②③のどれかが3煎でてくる。
参加者はそれがどの茶葉だったのかを予想して提出し、最後に正解を発表する。
最終的には①②③の品種名と簡単な説明も明かす。自由に話した内容が、意外と実際の品種名とリンクしていたりすると、大昔にこの茶に名前をつけた人と通じ合えたような気分がする。