玉川野点
日程 / Date
2021.10.10,
2022.10.09,
2023.10.14,
2024.10.19
场所 / Place
多摩川河川敷
2021年から毎年続けている河川敷でのフリー茶会。
参加費はお金ではなく、水。
無料ですが、来る人は水を2ℓ持ってくることになっている。
水がなくなれば、また人を呼び、
人が水を持ってきて、それがみんなの茶になる。
野点で一番大変なのは水の運搬。
とにかく重いし、何人来るかわからないときはどのくらいの水を用意すればいいか検討がつかない。水が足りなくなって終了ですでは興醒めしてしまう。
そこで、参加者に自分の分の水をそれぞれ持ってきてもらう方式で野点を始めた。お金もとらず、貴重な水そのものを参加費にしてしまおうということに。
やってみて意外だったのは、水を持ってくるという役割があることで参加しやすくなるということ。
茶会と言われると作法やマナーを気にしてしまう。かといって「ルールは何もないですよ」と言われてもどうしていいか困ってしまう。
水を持ってくるという簡単な任務があり、持っていくととても感謝される。これによって野点に気軽に参加でき、馴染むことができる。
10月の河川敷は少し涼しい。日中は秋のピクニック日和という気候でも、夕方から水辺の寒さが身に染みる時間帯もある。そうすると熱い茶が生命線となってくる。自然と茶が進み、あっという間に水を使い切ってしまう。
茶で暖まらないと寒い。でも水がない。水は参加者が持ってくる。
そこで、参加者が勝手に人を新たに呼び始める。
「いま二子玉川の河川敷でお茶会してるんだけど、来ない?」
そうして呼びかけに応えて人(水)がやってくる。
河川敷を2ℓの水を抱えて向こう側から歩いてくる人は一目瞭然で、野点拠点は大歓喜。水を持ってくる人はヒーローだ。
こうして雪だるま式にどんどん人が増えていく循環が発生した。
こんな茶会を3年4年と続けていると、二子玉川の河川敷の風景も次第に変わってきているのを感じる。
2021年にはほとんど手のつけられていない原っぱのエリアに自由に入ることができた。しかし、開発が始まり、エリアが遮断されたり、工事現場のようなスペースをわざわざ迂回しないといけなくなったり、駐車場ができて芝の代わりに砂利が敷き詰められたり。
そんな場所に毎年集まり、8時間近く茶を飲みながら座り込む。